webディレクターとwebデザイナーは何がちがう?
仕事の役割が異なります。求められるスキルも異なります。
仕事の役割の違い

デザイナーはその名の通り、見た目のデザインを作成する人です。
ディレクターはディレクション、つまり制作の進行管理、監督をする人です。
制作物の品質を担保するために、ディレクターはデザイナーにどんなデザインを作ってほしいかの指針を詳細に伝えます。
そのために、どんなwebサイトを作りたいのかをお客さんから詳細に聞き出すことで、お客さんとデザイナーをの間をつないであげます。
加えて、プロジェクト全体がスムーズに進むようスケジュールやかかわるメンバーを管理します。
求められるスキルの違い

デザイナーに求められるスキルは主にデザインセンスです。
一方で、ディレクターに求められるスキルは主にコミュニケーション能力、調整能力です。
「webサイトを作ってほしい」とお客さんに言われて、いきなりデザインに取り掛かれるわけではありません。
デザイナーの好みとセンスで好きなように作ってしまったら、後々お客さんから「思ってたのと違う!」と言われてしまいかねないです。
お客さんのイメージ通りにするためには、どんなデザインであるべきかの指針が必要なのです。
デザイナーがデザインに取り掛かる前に、ディレクターがその指針を教えてあげる

デザイナーはデザインセンスを基にあくまで「見た目」を作っていいく人です。
そのため、あらかじめ土台となる方針が無いとデザインに取り掛かることができないのです。
家の建設に例えるとわかりやすいです。
家を一から立てるとなった時に、
いきなり大工さんに「家を作ってください」といっても、希望通りの家は出来上がりません。
大工さんは組み立てる技術を持っていても、どんな風に組み立てるべきかの方針が記載された設計書が無いと取り掛かることはできません。
この家は何階建てで、何部屋あって、ここに階段があって…といった設計図が必要なのです。
webサイトもそれと同じで、デザイナーが見た目を作っていく前に、このwebサイトは全部で何ページあって、どんな情報を入れたくて、どこにボタンが必要で…といった指針が記載された設計書が必要になります。
この設計書を作成するのがwebディレクターの仕事です。
設計書を作成するには、お客さんとの綿密なすり合わせが必要です。
どんなサイトにしたいのかを具体的に聞き出す必要があります。
お客さんからの要望をかみ砕いて設計書に落とし込み、デザイナーに共有するのです。
プロジェクト全体の進行管理をするのもディレクターの仕事

webディレクターの仕事はそれだけではありません。
プロジェクトにかかわる様々なメンバー・タスクの管理もします。
プロジェクトにかかわるのは、
お客さん・デザイナー・エンジニア・ライターなど様々です。
彼らの間に立ち、それぞれがやるべき仕事がスケジュール通りに進んでいるかを管理します。
万が一遅れていたら、遅れないようにお尻をたたいたり、それでも難しい場合は、他で遅れを取り戻せないか、いろんな人に交渉し調整します。
スケジュール・タスクの調整だけではありません。
品質の管理もします。
デザイナーが作ったデザイン・エンジニアが作ったwebページの品質をチェックし、問題があれば修正するよう戻します。
このように、ディレクターはお客さんや制作メンバーとの密なコミュニケーション、スケジュールやタスクの管理・調整、制作物の品質のチェックなど、プロジェクト全体を俯瞰した上で制作進行・管理をします。
よって、デザイナーに求められるのは主にデザインのセンスですが、
ディレクターに求められるのは、あらゆる職種の人とのコミュニケーション能力、人とスケジュールの管理・調整能力になります。
デザイン作成に専念したい人はwebデザイナーになることをお勧めします。
デザイナーがディレクターを兼任することもある
大きなweb制作会社だと、webディレクターとデザイナーが別々の役職として存在しますが、
小さい会社だと、デザイナーがwebディレクターの役割を兼任している場合もあります。
この場合、デザイナーが直接依頼主の要望をヒアリングして設計に落として、デザインまで作成するという流れになります。
間に別人格を挟まないため、認識の齟齬は生まれにくいというメリットは有りますが、
業務量が一人に集中してしまう・一つの役割に集中できないため、スケジュール管理や品質の高さがおろそかになるなどのデメリットがあります。
webデザイナーがコーダーを兼任することもある

先ほどwebデザイナーは、「見た目」のデザインを作成する人と言いました。
言い換えると、その「見た目」だけのデザインを基に、操作可能なwebページとして実装する人は別にいるということです。それがコーダーです。
HTMLやcssといったマークアップ言語を使用して、コーダーがwebページを実装していきます。
しかし、小さい制作会社ではデザイナーがコーダーの役割を兼任している場合があります。