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この日はまだ休職しようなんて頭になかった
まだ未来があるとかすかな希望を信じていた
今はしんどいけど
自分が変われば、メンタルさえ強くなれば、
今の仕事もちゃんとこなせるようになる
先輩からのパワハラも気にしないでいられる
すがるような気持ちでヒプノセラピーを予約した
3時間3万円
ヒプノセラピーとは催眠療法を使う施術らしい
催眠状態に誘導して、潜在意識に深く刻まれたトラウマから解放して
生まれ変わったように新しい人生が歩めるという
ホームページには、キラキラした沢山の口コミが並ぶ
「たった1回で別人になったように変われました!」
「噓のように悩みが消えました!もっと早く受ければよかった!」
高いけど、3万で自分が変わるならお金も惜しくない
これでやっと私は辛さから解放されるんだ
すがる気持ちでセラピーへ向かった
ごく普通のマンションの1室
扉を開けるまでここがサロンだとは気づかない
きっと個人で開業したのだろう
不安な気持ちとすがるような期待でドアを開ける
優しそうな40代後半くらいの女性が出迎えてくれた
心地いい音楽に、アロマの香り
ふかふかなソファーに案内された
カウンセリング形式で始まった
今まで誰にも言えなかった悩みを全て吐き出した
こらえていた涙がとめどなく出てくる。
それをただただ優しく聞いて、共感してくれる
私こんなに辛かったんだ。
こんなにしんどい状況に今まで耐えてきたんだ。
もうこれで十分なくらい泣きはらした顔で
ついに催眠療法によるセラピーが始まった
べっとに横になると、セラピストさんの声で誘導が始まる
「草原をイメージしてください。そこには何がみえますか?」
「草は何色ですか?空は明るいですか?」
質問形式でどんどん進んでいく。
どうやらこの見えてきたイメージの世界がもうすでに潜在意識の中に入っているのだという
いたって私の意識はいつもと変わらない
本当に催眠かかってる?と懐疑心がうまれる。
誘導が進んでいくうちに、小学校のころの話に誘導される。
「あなたは今小学校の教室にいます。何が見えますか?」
うーんこれは、なにか過去のトラウマを答えないといけないかな…
と顕在意識が働き、小学校時代に人間関係で悩んでいた時の光景をイメージした。
そのイメージを深掘りされればされるほど、鮮明に思い出していく。
気付いたら涙があふれ出ていた。
あー私昔からずっと苦しんで耐えてきたんだな
全て吐き出して、今こうして苦しんでいる理由が分かった
私は小学校の頃、いじめられていた
>「小学生から始まる 壮絶な人間関係」へつづく